ウォータージェット工法とは
水を特殊な高圧ポンプで昇圧し、その高圧水噴流の持つエネルギーを利用し、コンクリート等を効率よく除去する工法です。ウォータージェット工法では、水の圧力および流量を調整することで特定の対象だけを取り除く“選別除去”が可能です。
ウォータージェット工法の特徴
- 鉄筋等を痛めない。
- 残存コンクリートのはつり面付近での、有害なひびわれを発生させない。
- コンクリートの劣化部を選択的に除去出来る。
- ハンドブレーカー等の従来工法に比べて粉塵、振動等の環境問題が少ない。
- 旧コンクリートとの付着性能が良好である。
- 鉄筋錆の除去が可能である。等があげられます。
剥離工法
超高圧水により被膜の剥離に用いられます。水(25~35ℓ/min)程度必要です。橋梁・プラント・修繕船の塗膜・FRP・ゴムライニング剥離を得意とします。別名ウォーターブラストとも呼ばれ湿式ブラスト工法の一つとなります。
ハツリ工法
超高圧水によりコンクリートのハツリに用いられます。
水(25~35ℓ/min)程度必要です。ハツリ時のマイクロクラックが発生しない為、断面修復後の密着性が高く剥落等のトラブルがありません。
表面処理(目粗し)工法
超超高圧水によりコンクリートの目粗しに用いられます。水(25~35ℓ/min)程度必要です。表面脆弱部を効率的に除去する事が出来、マイクロクラックが発生しない為、ライニング等の修復後の密着性が高く剥落等のトラブルがありません。建築物のタイルの剥落防止等にも採用されています。
洗浄工法
超高圧水により鋼構造物やコンクリート面などの洗浄に用いられます。水(25~35ℓ/min)程度必要です。表面に付着している異物や汚れを効率的に除去する事が出来ます。超高圧により洗浄効率が良く他工法に比べ工期を短縮できます。